花粉症対策
- 2025年2月14日
- お知らせ
花粉症の治療には様々な方法がございますが、本日は栄養療法をご説明いたします✍
まず、花粉症を治すには粘膜が重要なポイントです💡
粘膜とは、口や鼻、まぶたの内側、内蔵の内側などを覆う膜状の組織をいいます。
粘膜は粘液というヌルっとした液体で覆われていて、それがアレルゲンをシャットアウトする関門になります。
目や鼻に付着した花粉をそこでシャットアウトできれば、花粉症であってもひどいアレルギー反応が出ずにすみます。
花粉症にならない体質とは、「粘膜を理想的な状態で維持できる体質」=粘膜を強くするということです。
粘膜を強くするためには、細胞の材料になるたんぱく質をしっかりとることが大事です💪
他にも花粉症を改善するために必要な栄養素をご紹介します🌿
・ビタミンD
ビタミンDは免疫力を上げるので、花粉症だけでなくさまざまなアレルギー症状を鎮静化させる効果があります。
・オメガ3系脂肪酸
オメガ3系の油には炎症を抑える働きがあり、抗アレルギー作用もあることがわかっています👏
オメガ3系脂肪酸は青魚などに含まれる油や、えごま油、しそ油、亜麻仁油などに含まれています。
しかし、現在の日本では、オメガ6系(植物油)脂肪酸に偏っています。花粉症をはじめとするアレルギーの増加の背景には、体内の脂肪酸バランスのくずれもあるのではないかともいわれています。
・鉄分
鉄には粘膜の細胞を丈夫にする働きがあり、たんぱく質の代謝にも重要な役割を果たしています。
鉄不足を解消するだけで「花粉症の症状が出なくなった」という人も少なくありません😮
ほうれん草やひじきといった植物性の鉄は吸収率が低いので、レバーや赤身の肉や魚の血合いの部分など動物性の鉄をとることがおすすめです。
・亜鉛
亜鉛には細胞分裂を活性化させ、新陳代謝を促す役割があります。免疫システムで重要な役割を担う白血球も、亜鉛が不足すると減少してしまいます。
また、粘膜を健康に保つビタミンAの働きを助ける役割もあるので、アレルギーの緩和にはとても重要です。
・ケルセチン
ケルセチンは、果実や野菜類に含まれるポリフェノールの一種です。
強い抗酸化作用や免疫増強作用があり、花粉症の原因であるヒスタミンの分泌を抑制し症状を緩和する効果があります😀(眠気などの副作用はありません)
その他ケルセチンには、血液中のLDL-コレステロール減少や、動脈硬化・生活習慣病などの予防に効果があることがわかってきています。
これらの栄養素を食事やサプリメントなどから意識して摂取するようにしましょう❣
当院では、血液検査を行いオーダーメイドでサプリメントの処方や食事指導も行っております。
花粉症だけでなく、ちょっとした体の不調がある方もきちんと栄養を補ってあげることで改善される方も多いです。
気になる方はぜひ一度ご相談くださいね😌🤍