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アトピーと腸について|【公式】RURI clinic|尼崎市武庫之荘の美容内科・再生医療

アトピーと腸について

アトピー性皮膚炎について。

当院では基本的に標準治療をまずはおすすめします。

そのうえで、当院に来られる方は、根本的な原因を探りたいという方が多いです。

ルリクリニックでの検査

①IgG遅延型フードアレルギー検査
②重金属検査
③分子整合栄養医学検査の解析
を行っています。

 

今日は①のIgG遅延型フードアレルギー検査についてお話します。

この検査をするとアトピーの患者様は、多くの方は

リーキーガット症候群=腸漏れの状態であることがほとんどです。

リーキーガット症候群とは

さまざまな原因(農薬入りの食品や抗生剤、過剰なカンジダ真菌の増殖など)により、腸壁に微細な穴が開いている状態です。

腸には免疫細胞が多く存在し、異物を排除するために働いているので、流れ込んできたものを排除するために免疫細胞は活性化されっぱなしの状態となります。

そして、腸の開いた穴から腸内の老廃物、細菌のエンドトキシン、真菌のマイコトキシン、消化されていないタンパク質などが直に血中に入り込むという現象が起きます。そうなるとさらに腸だけでなく、体中の免疫の暴走を引き起こし、様々な不調の原因になってしまうのです。

体中の免疫システムが休まず働き続けてしまうため、いわばアクセルを踏みっぱなしの車のようになってしまいます。

これが肌トラブルや、肌だけでなく全身の不調につながってきます。

 

アトピー性皮膚炎が改善して、アトピー性皮膚炎の根本原因の一つであるリーキーガット症候群が改善できないままであれば、その後に発達障害が起きてくる可能性も高いという報告もあります。

 

まず除去すべきは

結果にもよりますが多くの方で除去すべき結果がでることが多いのが精製白糖、小麦、乳製品、卵です。

そして当院では最新の検査キットを使用しているため、カンジダ菌についての反応も直接みることができるので、カンジダ菌が悪さをしていそうかどうかもわかります。

これらの結果を踏まえて、まずは2週間除去して、除去後に皮疹の改善が認められるか観察してもらいます。

このように食べ物の指導やアレルギーを抑制するTreg細胞を増やすために、善玉菌や食物繊維を用いて、腸内環境を整えていきます。

 

その後、足りない栄養素を補う治療を③の結果なども踏まえて行います。

皮膚にとっては重要な亜鉛の欠乏がないかどうか、肌再生に必要な栄養は整っているか。

腸内環境が改善してくると、ビタミンやミネラルの補充もスムーズになります。

 

なかなか改善しないくすみや肌トラブル、慢性蕁麻疹。

なんとなく疲れやすい、下痢や便秘を繰り返すなど。

はっきりしない不調は一度この検査をすることをおすすめします。

何度もしないといけない検査でもないので、一度自分の身体を見える化するとスッキリするかもしれません😊✨