身体の焦げ(糖化)について
- 2023年7月6日
- お知らせ
こんにちは。院長です😊
昨日取材を受けたのが、お題が『身体の焦げ=糖化』についてでした。
そもそも糖化とは?
体内の過剰となった糖分と体内のタンパク質が結合することを糖化と言います。結合して生成される物質をAGEs(Advanced Glycation End products:
終末糖化生成物)と言います。よく使われる例えとしては、ホットケーキなどですね。
砂糖などの糖質と牛乳や卵が結びつき、こんがりなりますよね。あれです。あれが糖化です。
(引用:Z-SQUARE)
あれが身体の中で起きています。この糖化物質AGEsは体内で作られるだけでなく、食事にもそもそも含まれています。飲み物やタバコの煙にも。
なので結論として大切なのは、体内を糖過剰にしないこと+どのようなものにAGEsが含まれるのかを知ることが大切です。
老化の新たな指標としてのAGEs
AGEsは新たな指標として注目されています。全身のあらゆる疾患のリスクにもなるからです。
糖尿病・心血管疾患・がん・骨粗鬆症・アルツハイマー病・更年期障害・歯周病・脂肪肝・腎障害・老け顔などなど。
当院では、お肌悩みの方にも糖化度を測定することがあります。
糖化していると、ターンオーバーを活性させる酵素がAGEsに阻害されてしまい、肌が荒れやすくなります。また糖化によってAGEsが蓄積されると、排出されるべきメラニンが肌に留まり続けてしまい、AGEsそのものによっても黄色くくみます。
このように身体が糖化している人に、いくら施術しても。。。なので内側からも肌トラブルの原因を撃退していきます。
具体的な糖化対策って?
①血糖の上昇を抑える(例えば食物繊維の多い食品から食べる。酢やレモンを使うなど)
②甘いものや炭水化物、ジュースなどの摂りすぎを控える
③箸置きを使ってゆっくり食べる。
④調理方法を工夫する!
「生」→「蒸す・ゆでる」→「煮る」→「炒める」→「焼く」→「揚げる」の順にAGEsは増えていきます
⑤AGEをためない機能性食材を食べる。
⑥電子レンジを使った調理、温め直しは控える
このあたりを私は患者様にお伝えしています😊
糖化対策におすすめの食材
AGEの抑制に役立つ食品は、食物繊維の多いひじき、ワカメなどの海藻類。
オクラ、納豆、モロヘイヤなどのネバネバ食品。
あとはきのこ類。きのこ類に含まれるキチン、キトサンは体内でAGEとくっつき、便として排出。AGEが吸収されるのを抑えてくれます。
きのこの中でも特に舞茸。舞茸には、αグルカンやβグルカンやキチン、キトサンなどの食物繊維が含まれています。これらの成分は腸からコレステロールの吸収を抑えたり、食後の血糖の上昇を抑制してくれるので、結果的にAGEsは抑制。食物繊維関係なく、舞茸自体にもAGEの産生が抑えられる作用も明らかになってきました。
他にもチーズの熟成に欠かせない真菌の中にもキチンやキトサンが多く含まれています。なので脂肪の少ないカッテージチーズはおすすめ✨
ブロッコリースプラウトにも体内のAGE化を抑えたりする働きがあります。ブロッコリースプラウトは成熟したブロッコリーの20倍以上の高濃度のスルフォラファンが含まれ、このスルフォラファンが体内のAGE化を抑えたりする働きがあるからです。
糖、炭水化物を気にすることももちろん大切ですが、それに対抗してくれる良い物たちを知って積極的に取り入れるのもいいですね。
油断すると、糖化しやすい現代社会。参考にしてみてください。
いまの糖化度合いがどうなっているか、簡単に院内で検査できるので、お声がけくださいね✨