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産後の身体が楽になる食事|【公式】RURI clinic|尼崎市武庫之荘の美容内科・再生医療

産後の身体が楽になる食事

こんにちは。院長です。

患者様に、妊娠中のサプリなどを相談されることもあるのですが、同時に当院では、妊娠中の食事の指導も行っています。

元気な赤ちゃんを産み、そして産後も身体が楽になる(赤ちゃんを産むのがゴールではないので、ここが大切✨)、そんな食事をお伝えしています。

今日はその一部をご紹介。

 

ポイントは4つです。

①良質なたんぱく質を十分量摂取する

②良質な油をとる

③糖質量を調整する

④鉄を十分量摂取する

①良質なたんぱく質を十分量摂取する

胎児は日々成長を続け、脳や臓器を作る為、タンパク質は毎日の摂取が必要です。

ですが、日本人女性は先進国一のたんぱく不足です!

母親の食べている食事が糖質ばかりになると、当然ながら必要なたんぱく質を退治に届けることが出来なくなって、胎児の発育不全に繋がっていきます。

妊娠中になにかしらの心身の不調(頭痛・疲れ・不安感など)がある方は、一番にタンパク質の不足を疑ってください。

妊娠前の女性でも、最低1日50g、妊娠後期では1日75gが目安です。

②良質な油を摂る

人間の身体や脳を構成するうえで、タンパク質と同様に大切な油は、お腹の中のあかちゃんにとっても脳の栄養、細胞膜、ホルモンの材料、生命活動を維持するエネルギーとして欠かせない栄養素の一つです。

良くない油の代表が『トランス脂肪酸』が多く含まれる油です。

トランス脂肪酸は、栄養がないばかりか、摂取量が多くなると、動脈硬化の原因になる炎症を引く起こすとして、海外では禁止されている国もあるほど人体に有害です。

しかし、日本では防腐剤の代わりにカップラーメンや菓子パン、お菓子、ファストフードの商品に多用されています。

日本人の大半が、日常の中で知らず知らずのうちに悪い油を摂取し、身体の酸化や老化を招いて、病気の原因を普段の生活の中で導いてしまっています。

これらの悪い油はできるだけ避けて、良い油を積極的に取り入れて、赤ちゃんにエネルギーをどんどん届けてあげることが大切です。

良い油の代表

⑴オメガ3脂肪酸(亜麻仁油、えごま油、しそ油、青魚など):脳の生成や血流が良くなる効果

⑵肉の脂身、ラード

⑶バター:腸内細菌の餌になるため、晩ピ解消にも効果的。ビタミンも豊富

⑷生クリーム:エネルギー源としてもおすすめ

⑸オリーブオイル:ポリフェノールを含み、抗酸化力◎

⑹MCTオイル:ケトン体を作ってくれるので、母子のエネルギー源に

③糖質量を調整する

極端なことを言いたいわけではなく、優先順位です。

やり方はいろいろお伝えしますが、大切なのは、帳尻をあわせる意識をいつも持つことです。

糖質をたくさんとった日は、翌日の食事の主食を抜いたりするなど、緩やかに帳尻をあわせればいいんです😊

④糖質欲求を軽減する『鉄』を摂る

鉄が不足すると、エネルギー代謝の働きが下がってしまうので、糖質を強烈に欲するようになります。

糖質依存症の人が、鉄不足の人がほとんどです。

鉄をしっかりとると、自然と糖質への欲求は少なくなります。

 

ポイントは上記の4つです。

いわゆる【バランスの取れた食事】=炭水化物6割 の食事をしようとすると、どうしても糖質過多になります。

【バランスの取れた食事】これは当時の日本で摂られていた食事バランスを当てはめただけ。

人の身体にとって、どんな栄養がどれぐらい必要なのかという栄養学的な根拠はないんです。

三食バランスよくしっかりたべることが大切なのではなく、栄養内容をかんがえることが大切です✨

 

これらのポイントを抑えると

①妊娠しやすい身体になる

②妊婦さんも胎児も栄養状態が良くなる

③妊娠糖尿病の予防・改善効果が期待される

④産後うつになりにくい

⑤赤ちゃんの発育がよくなる

ということが報告されています。

 

 

身近な人にぜひ伝えてあげてくださいね😊♡